葬儀にはお金をかけないのが茨城流

茨城県の葬儀における風習は、近隣の千葉県や栃木県にかなり近いものとなっています。
しかし一般家庭における葬儀の方式は近いものを持っていても、葬儀社に依頼をするような一般家庭における葬儀においては平均的な金額が大きく異なっています。

まず北関東の地域で広く見られている葬儀のしきたりとして「撒き銭」というものがあります。
こちらは遺族が参列者に向けて半紙にくるんだ小銭を撒くというもので、お金の他にキャラメルやアメのようなお菓子が使われることもあります。

関東北部の地域でも徐々に減少傾向にある風習ですが、年長者が撒き銭をすることでそれを受け取った人が長生きできるという縁起物として茨城県内で細々と伝承されています。

他にも清めの塩とともに鰹節を体にかけるというのも栃木県や千葉県の一部で見られる共通した風習です。
葬儀に参列した人が帰宅して自宅に入る前に体を清める塩をつけるということは全国でも見られる方法ですが、関東北部地域では塩と一緒に鰹節も体につけることとしています。

このように特殊な共通事項があるにもかかわらず、茨城県では1件あたりの葬儀にかける費用が相当低いという特徴があります。

茨城県内に限定した葬儀の平均費用は約82万円であり、これは全国で第42位という数字です。
隣接している千葉県が葬儀にかける平均費用が全国第1位であるということから考えると、近い地域で金銭感覚に大きな違いがあるということがわかります。

もっとも茨城県内には全31件の火葬場があり、公営斎場も非常に充実していることから低価格でも十分高品質な葬儀ができるという事情もあります。

大規模なおすすめ施設が数多く存在しています

茨城県内で人気の高い斎場として「つくばメモリアルホール」や「土浦市営斎場」といったところがあります。
茨城県にはつくば市という全国でも有数の学園都市があることから、高度な医療を行う大規模病院も数多く存在しており、そうした病院施設と提携した斎場・火葬場も多くあります。

人口に対しての葬儀場の数ということで言うと茨城県はかなり恵まれた環境にあり、予算が低めでも十分満足できる葬儀を依頼することが可能です。

一番人気の「つくばメモリアルホール」を少し説明すると、こちらは通夜から火葬、告別式、法事まで葬儀に関する行事の全てを一か所で行うことができる優れた施設となっています。

「つくばメモリアルホール」は市内唯一の火葬場併設の公営斎場ということもあり、低価格で安心して任せられる信頼性の高い施設となっています。

もう一つ人気の「土浦市営斎場」は平成28年10月から施設を一新した場所であり、広大な敷地面積の中に豪華な設備が整えられています。